「イタウバ」ってどんなデッキ材?
ブラジル原産のクスノキ科の植物「イタウバ」。
イタウバってどんなデッキ材なのでしょう?
イタウバの紹介
イタウバは、水中で用いても30年以上はもつと言われるほど耐久性に優れているため、ブラジルでは古くから木橋や木造船の材料として使用されてきました。
ヨーロッパ各地でもイペに代わる最高級のウッドデッキ材として長く使用されています。
油成分が多く含まれているため肌触りが良く、反りや暴れ、ささくれが少なく、耐久性と加工性のバランスがとれたオールマイティな性能を持つデッキ材です。
■イタウバ情報
別名 | タウブジャオヌ |
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主な産地 | ブラジル |
属·科目 | クスノキ科 |
外観 | 濃い色合で高級感がある。表面に黒い斑点(油点)や模様があり自然な風合い。密度が高く堅い。 |
色 | 黄土色~濃淡のある茶褐色(個体差有り)。雨や紫外線に当たると徐々に銀白色~灰色に変色する。 |
耐久性 | ブラジルでは船の材料に用いられてきたほど耐水性に優れ、シロアリなどの虫害や腐食に強い。防虫・防腐処理は不要。 |
主な用途 | ブラジルでは古くから橋脚や電柱等の構造材として使用されてきた。腐食や虫害に強いため、桟橋など湾岸や海岸などで使用されている。耐久性に優れ加工性も良い事から、近年ヨーロッパで高級デッキ材として人気が高まっている。 |
表面 | イタウバは油分を多く含むため木肌が艶やかでしっとりとしている。ササクレが出にくく裸足で歩くと気持ちがいいハードウッド。 |
価格 | 価格は比較的安定している。品不足で価格が高騰しているイペに変わる高級デッキ材として注目を集めている。 |
イペやウリン、セランガンバツのように、乾燥による割れを防ぐために定期的に油分補給のメンテナンスが必要なハードウッドがある中、イタウバは、もともと木自身が油分を多く含んでいるため、油分補給の必要がなく、ノーメンテナンスで30年以上長持ちするのです。
イタウバはどんな場所に使われている?
イペやウリンなどのハードウッドはささくれが出やすいため、トゲが刺さらないよう靴を履いて歩く場所にしか使えませんが、「イタウバ」はささくれが出にくく、ハードウッドの中では一番素足で安心して歩けるデッキ材です。
油脂分をたっぷり含み、仕上がりの木肌はしっとりと滑らかなので、子どもやペットがいる家庭用のウッドデッキ・ウッドフェンスに適しています。
今後ますます人気が上昇するイタウバ
水中で用いても30年以上もつといわれ、最高の木材として南米やヨーロッパ各地で長く使用されてきたイタウバですが、日本ではまだ知名度が低く、その魅力は広く知れ渡っていません。
これまでのデッキ材は、人工木材に多い表面の色が均一で統一されたものが主流で、天然木材の表面に混ざる節や模様や色のムラ・シミは不均一材として日本市場には受け入れられにくい状況がありました。
しかし最近ではナチュラル志向の高まりから、天然木のもつ自然な模様や色合いが好まれるようになり、黒い斑点や模様が特徴のイタウバも日本市場での活躍の場が広がって来たのです。
油分を多く含むためささくれが出にくいこと、油分補給のメンテナンスが必要ないこと、ハードウッドの中でも比較的比重が軽く加工性が良いことなどの機能面に加え、価格においても比較的安定しているため、品不足で価格が高騰しているイペやウリンに代わるデッキ材として、今後ますます注目を集めると思われます。
イペやウリンに代わるデッキ材として注目が集まるイタウバ
ハードウッドの中でも最も古くから利用されていて美しい木目と高級感が人気のイペと、別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」と言われるほど耐久性に優れ人気のウリン(アイアンウッド)は、供給が安定せず近年では手に入りづらくなっており、価格が高騰傾向にあります。
イタウバはブラジルで古くから船の材料に用いられるほど耐水性に優れ、油成分が多く含まれているため肌触りが良くささくれ立ちにくいので、裸足で歩く事ができます。
また堅過ぎず加工しやすいため、工期が短縮でき、曲線などの難しい加工がしやすいという利点もあります。
品不足で価格が高騰しているイペやウリン(アイアンウッド)の代替として人気が上昇しているオススメのデッキ材です。
これまでイペやウリンを使っていたけど、最近値段が高いな・・と感じている方は、イペやウリンの代替デッキ材として、イタウバを検討してみてください。
イタウバ専門店「ハードウッド・プロ」は、高品質と適正価格を維持するために現地の生産者さんと共に認可取得から伐採・製材・輸入までをトータルで管理しています。
普通は1次問屋2次問屋などを経るため、その都度マージンが上乗せされ、どんどん値段が上がります。
しかしイタウバ専門店「ハードウッド・プロ」は、間にそのような問屋が入らないので、中間マージンを省いたお安い価格で提供することができます。
現地の生産者さんと共に認可取得から伐採・製材・輸入までトータルに行っているからイタウバが安い
アマゾンのジャングルからイタウバを伐採し、伐採した材木を製材所まで運びます。
アマゾンの森林保全に取り組みながら材木の輸入を行っているからイタウバが安い
運び込まれた材木を製材し、乾燥させます。乾燥が済んだら、規格サイズに加工していきます。
間に中間マージンが入らなのでお得な価格でのご提供が可能に
材木を傷めることなく日本に送るため、きちんと梱包を行い準備をします。そしてコンテナ船に積み込み、日本に向けて出港します。
このようにしてハードウッドデッキ材が日本に輸入されます。伐採する木は全てナンバリングされていて、シリアルナンバーを辿れば、いつどこで伐採・製材されたデッキ材かわかるようになっていて、きちんと管理されています。ですから、良質なデッキ材をお届けすることができるのです。
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産地によって性能が違う!パラー州産VSマットグロッソ州産 徹底比較!
一口に「ブラジル産のイタウバ」と言っても、産地によって品質が異なります。
同じイタウバの木でも土壌が違うと木の特性が変わるからです。
一般的に言われているのは
マットグロッソ州の土壌のイタウバの特性は「軽い、油分が少ない、斑点模様が少ない」、
パラー州の土壌のイタウバの特性は、「重い、油分が多い、斑点模様が比較的多い」ということです。
マットグロッソ州産イタウバは斑点模様が少ないので「見た目が良い」と高品質を強調される場合がありますが、斑点模様が少ないということは、含まれている油分が少ないということなのです。
ウッドデッキは通常、ササクレやトゲ、割れを予防するために4~5年に1度、塗り直しのメンテナンスが必要です。しかし木自体に油成分がたっぷり含まれているイタウバであれば、塗り直しのメンテナンスがいりません。
つまりイタウバは、油成分の証である斑点があったほうが耐久性が高いのです。
ハードウッドプロのイタウバは、全てパラー州産のイタウバです。
油分が多く木肌がしっとりしていて、ずっしり重さがあり、耐久性もバツグンです。
取引業者さんによっては、油分が多く含まれている証拠である斑点模様の多いイタウバをご用命される方がいらっしゃるほどです。
ノーメンテナンスで長持ちするイタウバなら、パラー州のイタウバがおすすめです。
ハードウッドは日光に当たると、徐々にシルバーグレーに変色します。
イタウバも日焼けすると一旦木の色が濃くなり、それから色の退色が始まります。
ですので、ウッドデッキを作った当初は斑点模様が気になる方がいても、2週間~1ヶ月ほどすると斑点模様が目立たなくなります。
斑点模様が目立っていたとしても本当に最初だけ。であれば油分が多いほうが得です。
耐久性があるのは、油分の証・斑点模様のある、パラー州産のイタウバです。
1ヶ月ほどで気にならなくなる斑点模様を気にして、斑点模様が少ない(油分が少ない)イタウバを選択するのはもったいないです。
作った後の事を考えれば、メンテナンスが不用で、丈夫で長持ちするパラー州産のイタウバがおすすめです。
Q.マットグロッソとパラー州のイタウバってそんなに違うものなの?
こちらのページにてサンプル写真をご紹介しておりますので、ぜひご覧下さい。
パラー州産といっても個体差があり色々な”パラー州産”がありますが、ハードウッドプロが仕入れているパラー州産のアマゾンジャラとイタウバは品質の良い物を仕入れています。
マットグロッソ州のイタウバとパラー州のイタウバの両方を実際にお手にとって比べられたお客様の中には「重さや手触りが違うね」と仰る方もいらっしゃいます。
Q.割れ防止材「パラフィン」を塗布していますか?
ハードウッドプロの木材には全て、無色透明の小口割れ止め防止剤を完全塗布しています。
材木屋さんによっては、色の付いたパラフィンが塗ってあることがありますが、弊社のパラフィンは無色透明なのでそのままでもお使いいただけます。
Q.イタウバは人工乾燥できないのですか?
いいえ、それは違います。イタウバは割れや反りを防ぐため、乾燥が必要です。
ハードウッドプロのイタウバは均一に乾燥が行えるよう人工乾燥しています。
天然乾燥ですと、伐採してからお客さまの手元に渡るまでのリードタイムが1年ほどかかり、コストが上がる分価格も高くなりますが、短期に行える人工乾燥でしたら、コストパフォーマンスが良いので、良い品質の物を安くご提供できます。
※角材(45×90・70角・90角等)につきましては人工乾燥ではなく自然乾燥(日陰干し・天然乾燥)となります。
Q.アウトレット品やB級品のイタウバはありますか?
弊社ではB級品は取り扱っておりません。
品質基準の許容範囲を超えた物を、B品やアウトレット品として販売している業者さんがいますが、弊社ではデッキ材に適さない品質の良くない物は、日本に来る前にブラジルではねてしまうので、取り扱っていません。
品質が悪くてもいから安さを優先したいというお客様がいらっしゃいますが、ハードウッドプロはおすすめしていません。
Q.イタウバは樹液の漏れはありませんか?
天然木はどんな樹木でも、樹液やヤニなどの水に流れる成分は多少出ます。
ただその色が目立つかどうか、量が多いか少ないかに差が出ます。
例えばウリンは、雨が降る度に何度も赤い樹液が出ますが、同じ赤い樹液が出るアマゾンジャラは1回出てしまえば治まります。樹液はどんな樹木でも出るものなので、イタウバも出ますが目立ちません。
Q.イタウバ製ウッドデッキは、一生ササクレやトゲが出ませんか?
お住まいの地域の気候条件やご使用方法によって異なります。
お使いの地域や状況によっては、10年~15年程経過するとササクレが出てくる場合があります。
例えば海のそばなど乾燥しがちな環境ですと、油分が奪われやすくなり、ササクレ立ってくる場合があります。
そのような場合は、やすりなどでお手入れをしてください。
Q.反りや暴れが全く無い材が届きますか?
全ての天然木は自然の木である以上、反りや暴れの全く無い木材は存在しない、という事をご理解ください。
そのような中でも、ハードウッドプロは反りや暴れの強い木材は省き、品質の良い木材を選んでおります。
天然木の性質にご理解が頂けない場合はご購入をご遠慮ください。(「反りや暴れの全くない材が欲しい」など)
ハードウッドプロと他店の違い
山積みされた商品を何も考えずに上から取ってどんどん発送している業者が多い中、ハードウッドプロは、品質基準に満たない木材が入らないよう、木材の専門家が1本1本確認して発送作業をしています。
その分、時間も手間もかかりますが、お客さまに喜んでもらえるウッドデッキ材料をお届けできるよう、夏の暑い日も冬の寒い日も倉庫で頑張っています!
パラー州産イタウバは、現地ブラジルでは輸出専用の高級木材で、世界のバイヤーが競って買い求める商品です。
パラー州産のイタウバは他の地域産のものと違って油分が豊富に含まれているため、ササクレやトゲが出にくく、しっとりとした手触りで人気です。小さなお子さんやペットのいるご家庭のウッドデッキやウッドフェンスに大変おすすめです。
現地の生産者は、毎年定量を大口で買ってくれる、主要取引先のアメリカやヨーロッパ向けの商品を用意します。他社の購買の担当者は、アメリカやヨーロッパが買った残りから買い付けてくるので、欲しいサイズが買えない場合もありますし、粗悪品が混じっていても返品できずにそのまま流通させてしまいます。
しかしハードウッドプロは現地生産者さんと共に、ブラジル政府の認可取得から伐採・製材・輸入までをトータルで管理しているので、自分達が望む最高品質の木材を森の中まで探しに行って、欲しい品質、欲しいサイズを仕入れることができます。「ハードウッドプロは、現地生産者とダイレクトに繋がっている」ここが他社との大きな違いです。
・天然乾燥では十分に乾燥できない
木材は伐採した後、施工後の表面割れや反りを防ぐために、しっかり乾燥する必要があります。
「天然乾燥と人工乾燥のどちらが良いか?」という質問を頂く事がありますが、我々の業界では「南洋材は人工乾燥」が常識です。
ブラジルアマゾンは一年を通して雨が多く湿度が高いので、乾燥している時期はほとんどありません。外気の湿度が70~80%ある中、そのまま置いておくだけの天然乾燥では十分に乾燥できません。表面が乾いていても木の中心部に水分が残っていると、反りや割れの原因になります。
・ハードウッドプロの材は人工乾燥なので安心
ハードウッドプロの木材は、コンピューター制御の機械でしっかり乾燥させます。さらに最先端のテクノロジーにプラスして、人の手でその日の湿度や温度によって微妙なコントロールも加えています。
数十年に渡り蓄積されたコンピュータのデータと人の技は、他社には絶対真似出来ない弊社の自慢のノウハウです。
安くあげたい業者はコストのかからない天然乾燥をしたいでしょうが、我々は品質最優先で設備投資や燃料代等のコストをかけているので、他店と異なり、仕上がりの良い安定性のある製品を提供できるのです。
※角材(45×90・70角・90角等)につきましては人工乾燥ではなく自然乾燥(日陰干し・天然乾燥)となります。
・ウッドデッキには「世界基準」と「日本基準」がある
■世界基準 →強度と耐久性があればいい。天然木由来の曲がり・虫穴などの見た目の欠点はあって当たり前。
■日本基準 →強度と耐久性にプラスして、見た目も大事。
通常他社は「いかに安く仕入れるか」を優先しており、欧米の大口客が購入した「世界基準」の余りから仕入れるので、見た目の部分は我慢しなければなりません。
・ハードウッドプロは「日本基準」
世界を相手にしている生産者は、品質に細かくこだわる日本向けの商品は面倒なもの。通常他社は、売る側が買って欲しい”売り手基準の商品”しか仕入れることができません。
しかしハードウッドプロの製品は「日本基準」です。
ハードウッドプロは現地生産者と何十年にも及ぶ信頼関係があるので、私たちが望む製品の品質や梱包をきちんと理解し準備してくれます。
強度と耐久性だけでなく、見た目の良さにもこだわる日本のお客様の厳しい目に叶う製品を用意するには「日本基準」が必要なのです。
ハードウッドプロは購買の責任者が年に一度、地球の裏側であるブラジルアマゾンに出かけて行き品質チェックを行い、日本のお客様に満足していただける「ジャパン品質」を保っています。
パラー州産イタウバがおすすめ!今すぐお見積り
FAXまたはWEBフォームより、材木の寸法と本数をお教え下さい。お見積りさせて頂きます。
ウッドデッキ・ウッドフェンスのおすすめ素材、ハードウッドイタウバを直販・卸致します!
注文に関するご注意
※在庫は常に流動的です。発注の際には必ずご確認ください。
※下記在庫表に無いサイズのご用意もありますので、別途お問合せください。
※3m以上の材木が含まれるご注文の配送に関しては、宅配便利用のため、最寄の営業所止めとなり、お客さまご自身でのお引取りとなります。お手数をおかけしますが予めご了承下さい。
※お見積り依頼にサイズをご記入される場合は、弊社規格サイズからお選び下さい。規格以外のサイズでお申込いただいた場合は、規格に最も近いサイズでお見積りさせて頂きます。
※3mクラスのみ、4mクラスのみ、といったご注文に関しては、誠に失礼ながらお断りさせて頂く場合がございます。(笠木、幕板、通し柱等のどうしても長物を必要とするお客様のために、ご協力をお願い申し上げます。)
例)実際に必要なのは2m×2本であるのに、4mを1本注文して、自分で二等分して利用する。
↑このようなご注文はご遠慮ください。
※設計や、材木のサイズ及び本数の拾い出しは行っておりません。
在庫状況
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※上記在庫表に無いサイズのご用意もありますので、別途お問合せください。
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※上記在庫表に無いサイズのご用意もありますので、別途お問合せください。
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