人工木材VS天然木材 ウッドデッキ材として優れているのはどっち?徹底比較!人工木材VS天然木材 ウッドデッキ材として優れているのはどっち?徹底比較!

ウッドデッキやウッドフェンスを作る時、材料は何を使いますか?ウッドデッキも料理と同じ。材料によって感触も出来栄えも大きく異なります。
デッキ材それぞれのメリット・デメリットを理解して、満足のいくウッドデッキを作りましょう。

そもそも、ウッドデッキの材料にはどんな種類がある?

そもそも、ウッドデッキの材料にはどんな種類がある?

ウッドデッキの材料は大きく分けて「工場で大量生産された人工製品」「樹木から切り出した天然木材」の2種類に分けられます。さらに天然木はソフトウッドとハードウッドの2種類に分かれます。

人工木材プラスチック系材料をもとに、木に似せて作られた工業製品。樹脂木·合成木材とも言われる。
天然木材ソフトウッド
ヒノキ科ネズコ属の樹木、ウエスタンレッドシダー。カナダでは古来より「生命の木」と呼ばれ、トーテムポールやカヌーや住居に用いられてきた。日本では古くからデッキ材として使われている。
ハードウッド
主に赤道付近に分布する広葉樹から作られた堅くて重い木材で、
代表的なものにイペ、ウリン、セランガンバツ、アマゾンジャラ、イタウバ、サイプレス(サイプレスは針葉樹)がある。それぞれの木によって特性が異なる。

人工木材VS天然木材 徹底比較「①長持ちするのはどっち?」

人工木材
人工木材

水が染み込みにくいので腐らない。
シロアリなどの害虫に強い。
×粘りが無いので強い力が加わるとしならず割れることがある。
×人工木材の多くは中空構造なので衝撃に弱い。重い物を落としたり先の尖った物で突くと穴が空くことがある。

天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)
天然木材 パラー州産イタウバ
(ハードウッド)

ブラジルでは古くから船の材料に用いられてきたほど水に強く腐らない。
硬質なのでシロアリなどの虫害に強い。防虫・防腐処理は不要。
木自体が油分を豊富に含むため耐久性に優れている。ノーメンテナンスで30年以上もつ。


長持ちするのはどっち?【まとめ】

人工木材は、昔からある天然木のデッキ材・ウエスタンレッドシダーより長持ちするという売りで、10年~15年ほど前に登場しました。

プラスチック樹脂で作られているので腐らず長持ちしますが、今までの人工木材は7~8年経つと日に焼けて色が飛んで白く退色し始め、15年も経つと白っぽく(または黄色っぽく)なってしまい、見た目がよくありません。メーカーは次々と改良した樹脂製のデッキ材を発売していますが、どう改良されたかは実際に10年20年経ってみないとわかりません。

その名の通り硬く丈夫な天然木のハードウッドは、防腐剤や防虫剤が不要で耐久性に優れています。

中でもイタウバ(パラー州産)は、木自体に油分が豊富に含まれているので、ウエスタンレッドシダーに必要な塗り直しのメンテナンスも不要で、ノーメンテナンスで30年以上長持ちします。

人工木材VS天然木材 徹底比較「長持ちするのはどっち?」勝者:天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)

人工木材VS天然木材 徹底比較「②気持ちよく過ごせるのはどっち?」

人工木材
人工木材

ササクレやトゲが出ないので安全。
×夏は高温に注意が必要。夏は表面が70度~80度になるとも言われ、説明書には「やけど注意」とある。
×逆に冬は非常に冷たくなる。夏と冬は裸足で歩けない。
×水が染み込まないので、水がたまりやすく滑って転ばないよう注意が必要。

天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)
天然木材 パラー州産イタウバ
(ハードウッド)

パラー州産イタウバは木自体に油分が豊富に含まれているので、ササクレやトゲの心配が少なく、素足で歩く事が可能。
油分が豊富なので木肌がしっとりとしていて気持ちが良い。
夏に高温・冬に低温になるなど極端な温度変化がない。


気持ちよく過ごせるのはどっち?【まとめ】

プラスチック樹脂で出来ている人工木は、夏は暑く冬は冷たいというのが最大のデメリットです。雨が降ると滑りやすいのも要注意です。

一方、天然木のハードウッドは、イペやウリンはササクレやトゲが出やすいので、靴を履いて歩く屋外デッキに適していますが、お子さんやペットがいるご家庭は、ササクレやトゲの心配がないパラー州産イタウバがおすすめです。パラー州産イタウバなら木自身が油分を豊富に含んでいるので、しっとりとした木肌で気持ち良く、ハードウッドの中では一番、素足や素手で安全に過ごせるウッドデッキになります。

人工木材VS天然木材 徹底比較「気持ちよく過ごせるのはどっち?」勝者:天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)

人工木材VS天然木材 徹底比較「③価格が安いのはどっち?」

人工木材
人工木材

カタログ価格は高価だが、種類や施工会社によっては大幅値引きが可能。
中国製などの低価格の物から高価な物まで、幅広い選択肢がある。

天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)
天然木材 パラー州産イタウバ
(ハードウッド)

世界的な原油価格高騰や円安の影響で、天然木は価格が高騰傾向にある。
卸業者から施主支給すれば、価格が抑えられる可能性あり。


価格が安いのはどっち?【まとめ】

安い物から高価な物まで価格の幅が広い人工木は、選択肢が広いという点ではですが、安い物にはそれなりの理由があるので、購入する際は注意が必要です。

食料品や生活必需品が次々と値上げされる中、天然木も価格が高騰傾向になります。
●できるだけ費用を抑えるために品質を妥協するか?
●多少費用がかさんでも長い目で見て良いものを選ぶか?
お買い物の判断基準はお客様それぞれのの価値観に委ねられます。

価格だけで見れば人工木に目がいきがちですが、プラスチック成分が夏に高温であったり、工場で大量生産される無機質な風合いの人工木では、せっかくウッドデッキを作っても心から楽しく利用できない可能性があります。

長く愛用できるウッドデッキは、優しい風合いの天然木ウッドデッキ

「庭にウッドデッキを作りたい」と望まれる方は、自然に癒されたい方であり、ナチュラル志向の方だと思われます。そのような方を満足させ長く愛用できるウッドデッキは、優しい風合いの本物の天然木ウッドデッキだと思います。

価格に注目するだけでなく、ウッドデッキをどんな風に使いたいのか、ウッドデッキに何を求めているかを考えていただき、後悔のないウッドデッキ材を選んで欲しいです。

人工木材VS天然木材 徹底比較「価格が安いのはどっち?」勝者ひきわけ:人工木&天然木材 パラー州産イタウバ(ハードウッド)

人工木材VS天然木材 メリット・デメリット総まとめ!比較一覧表

人工木材
人工木材
天然木材パラー州産イタウバ(ハードウッド)
天然木材 パラー州産イタウバ
(ハードウッド)


腐らず害虫に強いが、プラスチックの性質上割れやすい。
床に重い物や尖った物を落とすと割れたり穴が空く場合がある。

ハードウッドは腐らず害虫に強い。
パラー州産イタウバは油分を豊富に含んでいるので、耐久性に優れている。






メンテナンスは「いらない」というより「できない」。

パラー州産のイタウバはノーメンテナンスで30年以上もつ。



×

手すりの柱は床に金具で取り付けるので強度がない。布団を干すと折れてしまう。(メーカーカタログによっては「布団を干さないで下さい」という表記がある。)

手すりの柱を基礎の束柱に繋げて一本もので作ることが出来るので丈夫。布団を干しても折れない強度がある。



×

夏は火傷に注意しなければならないほど高温になる。逆に冬は冷たい。

パラー州産イタウバならササクレやトゲの心配が少なく、素足で歩く事が可能。油分が豊富なのでしっとりとした木肌で気持ち良い。





既製品なので真四角にしかできない。例えば台形など、庭の形に合わせた形ができない。

形は自由自在。庭の形に合うよう調整が可能。ステップや布団干し用手すりなど、お好み通りにアレンジができる。


中国製の安い物から、高価な物まで、幅広い選択肢がある。

天然木は人気が高く高騰傾向にある。


人工木材VS天然木材 ウッドデッキ材料は何が良い?【結論】

ウッドデッキ材料は何が良い?天然木のハードウッド,パラー州産イタウバがおすすめ ハードウッドプロから卸価格で購入し、作成を業者に依頼する場合は施主支給する

人工木・天然木の両方を経験した人だから解る、人工木→天然木ウッドデッキ、乗り換えの感想

■ウッドデッキの上にいる時の気分が違う。ニセモノじゃない本物の木はしっくりくる! A様ご感想

家を建てた時、工務店さんのすすめで某メーカーの人工木ウッドデッキを取り付けました。
プラスチック樹脂と木粉を混ぜて成型したもので、見た目が木に似ていたし値段も手頃だったので、人工の木でもいいかな・・と当時は思っていました。

人工木・天然木の両方を経験した人だから解る、人工木→天然木ウッドデッキ、乗り換えの感想しかしその後、薪ストーブやログハウスに触れる機会があり「木っていいな~」と思うようになりました。
木の良さに気付いてからは、プラステックの混ぜ物である人工木ウッドデッキが味気なく安っぽく見えるようになり、思い切って天然木ウッドデッキに作り変えました。

ウッドデッキの上にいる時の気分が違う。ニセモノじゃない本物の木はしっくりくる!A様ご感想

木のウッドデッキにして本当に良かったと思います。
人工木の時は、春先~夏は日差しで熱くなって、とてもウッドデッキを使う気にならなかったのが、天然木になってからは、快適に過ごせるようになりました。子どものいい遊び場にもなっています。

ウッドデッキの上で寛いでいても、気分が全く違います。天然の木はしっくりきますニセモノじゃない、本物はいいな!というのが正直な気持ちです。

今からウッドデッキを作る人には、ごまかしじゃない、本物の木のウッドデッキをすすめたいです。

■歩き比べるとわかる、足元のしっかり感。アウトドア気分を味わいたいなら絶対天然木! B様ご感想

人工木・天然木の両方を経験した人だから解る、人工木→天然木ウッドデッキ、乗り換えの感想私はアウトドアが好きで、庭でもキャンプ気分を味わいたくてウッドデッキを作りました。
価格につられて人工木のウッドデッキを作ったけれど、なんか気分が出ませんでした。不思議と、長時間ウッドデッキにいたいという気分にならなかったのです。

数年経って、色が抜けて白っぽくなってくると、あーやっぱりプラスチックだなーと思いました。
そこでこちらのホームページで知ったパラー州産のイタウバを購入して、作り直してもらいました。

実際に比べてみると、人工木と天然木のウッドデッキはこんなに違うものかと驚いています。
しっとりしていて気持ちいいし、強度もある気がします。

とういうのも私は体重がある方なのですが、人工木の時は部材が薄いせいからか、ウッドデッキを歩くとき床がしなるというか、バネのように反るというか、プヨンプヨンする感じがしていました。

歩き比べるとわかる、足元のしっかり感。アウトドア気分を味わいたいなら絶対天然木!B様ご感想

イタウバのウッドデッキに作り変えた今だからわかるのですが、木だと足元がしっかりしていて歩きやすいです。
同じ厚みだとプラスチックよりハードウッドの方が強度があるんだろうな、と思いました。

やりたかった「庭でキャンプ気分」も十分味わえるようになり、天然木にして良かったと実感しています。
飾り物のウッドデッキなら人工木でいいと思いますが、実際にウッドデッキを使いたい思うなら、絶対天然の木で作る事を勧めます

天然木ウッドデッキを作るなら、パラー州産イタウバがおすすめ

パラー州産イタウバについて詳しくはこちら