最近、人工木材(樹脂製木、合成木材)のデッキ材が増えて来ました。

お手頃な価格で長持ちする、という印象の人工木材ですが、
実際はどうなのでしょうか?

人工木材とは

人工木とは、プラスチック系材料をもとに、木に似せて作られた工業製品です。

昔からある天然木のデッキ材「ウエスタンレッドシダー」より
長持ちするというウリで、10年~15年ほど前に登場したのが人工木です。


人工木材ウッドデッキのメリットは?

カラーバリエーションが多く、割安な商品があったり、
腐食や虫害が起こらないのが人工木材のメリットです。


人工木材ウッドデッキのデメリットは?

デメリットとしては、
時が経つと色がとんで白っぽく変色することがあったり、

樹脂製デッキは古くなると、強い力が加わった時
しならず割れたり、

夏になると、火傷するほど高温になり、
逆に冬は冷た過ぎるため、素足で歩くのには適していなかったり、

水はけが悪いため、雨が振るとデッキに水が残り、滑りやすい・・・

という点があげられます。

長方形とか正方形とか、左右の長さが同じ形のウッドデッキしか作ることしか出来ないので、
台形や三角形などの変わった形のウッドデッキを作ることはできません。

つまり、台形の土地にめいいっぱいウッドデッキを作る・・ということはできません。


人工木ウッドデッキ材の例

最新の人工木ウッドデッキ材には以下のような物があります。

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・樹ら楽ステージ 木彫

天然木のように美しい、自然な風合いをデザイン。粗密のランダムさや繊細な色ムラ、陰影の濃淡を追求し、不均一で心地いい木質の“ゆらぎ”を再現した高級感あるウッドデッキ。

・樹ら楽ステージ

樹脂に天然木粉を50%配合した人工木材ウッドデッキです。天然木と比べ、天候による変色や色あせが起こりにくく、メンテナンスが楽な人気のウッドデッキ。

・レストステージ

木の温もりや、ナチュラルな質感をリアルに再現した人工木材のウッドデッキ。
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全てがプラスチック樹脂でできている物もあれば、
中には本物の木粉を50%混ぜている材質もあります。

天然木の良さと、プラスチック樹脂の良さを兼ね備えている、というのがうりですが、
10年後20年後どうか?というのは、実際に時が経ってみないとわかりません。


人工木材ウッドデッキはこんな方におすすめ

「天然木の温もりは無くてもいい」

「デッキの上を素足で歩かない」

「素材や見た目にあまりこだわりがない」

「安くて長持ちすれば、色とびも気にしない」

という方には、手頃な価格帯の物もある人工木が適しています。

カタログ価格は高価ですが、
種類や施工会社によっては大幅値引きが可能で、
「何よりも価格が優先」という方に好まれるようです。

樹脂で作られているので、腐らず長持ちしますが、
今までの人工木材は、10年程経つと色が飛んで白く退色し、
見た目がよくありませんでした。

メーカーは次々と改良した樹脂製のデッキ材を発売しているでしょうが、
どう改良されたかは、実際に10年20年経ってみないとわからないのです。

結局のところ、本物の木には敵わないのでは?と、私は思います。


施工事例 ~ウッドデッキの材料に人工木材を勧められたけど・・・

「ウッドデッキを当初、人工木材で作ろうと思っていましたが・・・」
(神奈川県鎌倉市O様)

お庭にウッドデッキを作りたいとご相談くださった、鎌倉市にお住まいのO様は、どんな素材でウッドデッキを作ったらいいか悩んでおられました。

O様は既に何社か見積もりをされていて、それらの会社から「ウッドデッキを人工木で作ってはどうか」と勧められていたそうです。

木粉にプラスチック樹脂を混ぜ合わせて作った人工木ウッドデッキ(樹脂木ウッドデッキ)は、プラスチックなので腐らず長持ちし、手軽にウッドデッキを楽しめるというメリットがありますが、時が経つと色とびや割れが出てくる場合もありますし、夏場は裸足で歩けないほど高温になり、逆に冬はとても冷たくなるというデメリットもあります。

何より、ウッド(木の)デッキと言いながら、木本来の自然の木の温もりを感じることができないというのは寂しいと私は思います。

ウッドデッキを人工木で作ってはどうか」と勧められていたそうです
台形の形のお庭に人工木材のウッドデッキは作れません

加えて私が一番気になったのは、正確な長方形でなく台形になっているお庭の形でした。このスペースに、既製品の人工木ウッドデッキをはめ込んでもきちんと収まらないからです。

既製品の人工木ウッドデッキは長方形か正方形にしか作れないので、小さく作れば地面が余りますし、大きく作ればアプローチ側にはみ出します。

ウッドデッキを人工木材でなくハードウッドで作るようおすすめしました

そこで私は、天然木で作ることをお勧めしました。天然の木であれば、職人の技でいくらでも形を調整することができ、O様邸のお庭の形にぴったり収まるウッドデッキを作ることが出来るからです。

O様は私の提案を気に入ってくださり、天然木のウッドデッキを作ることに決まりました。ご提案した平面プランはこちらです。

 

新しいお庭とウッドデッキが完成しました。

台形の土地にぴったりはまるハードウッドのウッドデッキが完成しました
人工木材のウッドデッキではこううまく収まりません

建物とアプローチが平行でない、不規則な台形のお庭にぴったりと収まっています。既製品の人工木デッキではこうはうまく収まりません。

新しいウッドデッキは、メンテンスフリーで30年もつと言われる、ハードウッド製です。

硬くて丈夫で耐水性に優れたハードウッドは、防虫・防腐薬剤を塗布しなくてもシロアリなどの虫害や腐食に強いので、塗り直し等のメンテナンスが不要なのです。

また、油分を多く含む特別なデッキ材を用いましたので、木肌が艶やかでしっとりとしており、ササクレが出にくく、裸足で歩くと気持ちがいいウッドデッキです。またこの油分の効果で、シロアリ等の虫害を防いでくれます。

お客様も人工木材のウッドデッキにしないでよかったと喜んでくださいました

完成したお庭とウッドデッキにO様と奥様は大変喜んでくださいました。

新しいウッドデッキでバーベキューパーティも楽しめます。階段部分が椅子やテーブル代わりにもなり、便利です。