ウッドデッキ材にイタウバを用いた施工例①
ウッドデッキやウッドフェンスの材料として一押しのハードウッド「イタウバ」。
その特徴は、イタウバの木自身が油分を多く含んでいるということ。オススメのポイントをまとめると
● ささくれ立ちにくく、トゲがささる心配が無い
● しっとりとした木肌で裸足で歩くと気持ちいい
● 油分補給の必要が無くノーメンテナンスで30年もつ
● 堅すぎないので施工性が良い
● お手頃価格でコストパフォーマンスに優れている
イタウバはハードウッドの中でも、性能・施工性・価格 すべてに優れたデッキ材なのです。
そんな注目のデッキ材「イタウバ」で作ったウッドデッキやウッドフェンスをご紹介します!
老朽化したウッドデッキをイタウバでリフォーム!
こちらは「老朽化したウッドデッキをハードウッドで新しく作り変えたい」というご依頼です。
既存のウッドデッキの上には、物干し台とテーブルセットが置かれていましたが、片方の椅子はテーブルの上に積み上げられていました。
ウッドデッキの広さが十分でないため、洗濯物を干すスペースをとると、テーブルと椅子が置けなくなり、仕方なく重ねて積んでいたのだそうです。
新しいウッドデッキは広さを1.5倍にして、テーブルセットと物干しがゆったり置けるようにします。デッキ材は「イタウバ」を用います。
イペやウリンなどのハードウッドはささくれが出やすいため、トゲが刺さらないよう靴を履いて歩く場所にしか使えませんが、「イタウバ」はささくれが出にくく、素足で安心して歩けるデッキ材です。
油脂分をたっぷり含み、仕上がりの木肌はしっとりと滑らかなので、子どもやペットがいる家庭用のウッドデッキ・ウッドフェンスに適しています。
イペやウリン、セランガンバツのように、乾燥による割れを防ぐため、定期的に油分補給のメンテナンスが必要なハードウッドがある中、イタウバは、もともと木自身が油分を多く含んでいるため、油分補給の必要がなく、ノーメンテナンスで30年以上長持ちするのです。
古いウッドデッキを撤去して、基礎作りと雑草対策
工事はまず老朽化したウッドデッキの撤去から始まります。ウッドデッキの端部分にはシロアリがきていて、シロアリが木を食べ進んだ跡、蟻道(ギドウ)がありました。
シロアリに食べられスカスカになった端のほうは、強度がなくなっており、体重の重い人が乗ったら崩れるかもしれない危ない状態でした。
こちらのウッドデッキは15年くらい経った物でしたが、本来なら4~5年おきに必要だった再塗装をされていなかったため、老朽化が早かったようです。
またお庭には、奥様が防草シートと砂利をご自分で購入して、土の上に敷いておられましたが、その防草シートはホームセンターでよく売られている素人用の防草シートだったので、雑草が生えて来てしまい、草取りに困っておられました。そこで、プロ用の防草シートを敷き直して、雑草対策を施すことになりました。
防草シートの品質はピンからキリまであり、敷くのも技術が必要です。「ホームセンターで買った防草シートを自分で敷いたが、雑草が生え困っている」というご相談をよくいただきますが、頑固な雑草を排除するには、それ相当の品質と技術が必要なのです。
布団を干せる丈夫な手すりを作ります
防草シートを敷き終えたら、ウッドデッキの基礎となる束石を作ります。基礎となる束・土台・大引の構造体が出来たら床板をはっていきます。
こちらのお宅はウッドデッキに布団が干せる手すりが欲しいとのご希望でしたので、人が乗ってもぐらぐらしないような丈夫な手すりを作ります。
手すりの柱は床下から床上まで1本で通して作ります。普通の業者は、床下と床上の木を別々の木で作って金具でとめることがよくあります。その方が早くて簡単だからです。しかしそれでは手すりの強度が弱くなってしまいまうので、頑丈な手すりにしたい場合は、このように床下から手すりの天端まで1本柱で作ります。
床板ができてきました。曲がりや反りなど癖のあるハードウッドを真っ直ぐに施工するのには熟練大工の技術が必要です。
ハードウッドは固くて施工し辛い印象から、施工業者さんの中にはハードウッドを敬遠される方もいらっしゃいますが、施工性は木の種類によって異なります。
確かにハードウッドは、ソフトウッドに分類されるウエスタンレッドシダーに比べると、密度が高く固いので、施工に時間がかかりがちですが、イタウバは下穴を開ける必要はありますが、イペやウリンに比べると柔らかめで加工性がとても良いです。
ノーメンテナンスで30年もつ、丈夫なイタウバ製ウッドデッキが完成
ハードウッドウッドデッキが完成しました。物干し台を置いてもゆったりテーブルセットが置ける広さになり、お客さまはとても喜んでくださいました。
床下部分に幕板を張って隙間を塞いで、小動物の侵入を防ぐお宅もありますが、今回は必要ないとのご希望でしたので、空いたままにしています。
デッキ材はイタウバなので、ウッドデッキの上を素足で歩いていただけます。
通常、ウッドデッキを長持ちさせるには浸透型の塗料を用いて塗り直しのメンテナンスが必要ですが、イタウバは木自体がもの凄く油分を含んでいる材木なので、塗り直しのメンテナンスさえ全く必要がありません。
ノーメンテナンスで30年以上長持ちするので、わずらわしいメンテナンスの心配なく、長いウッドデッキライフを楽しめます。
ウッドデッキを作る際は「どのくらいウッドデッキを使いたいか?どういう使い方をしたいか?」を考えていただきたいです。なぜなら、使用する期間や用途によって、適したデッキ材が異なるからです。
「ずっとウッドデッキを使いたい」という方もいれば、「洗濯物や布団を干したい。」「庭への出入りをスムーズにするためのワンクッションとして使いたい。」「子どもの遊び場にしたい」など、用途は様々です。
ウッドデッキを使う期間は10年~15年位で、老朽化したら撤去してサンルームなどの部屋を庭に作りたいという方には、ウエスタンレッドシダーのウッドデッキでもよいですが、30年位ずっと使いたいということでしたら、長持ちしてメンテナンスが不要なハードウッド「イタウバ」のウッドデッキが俄然おすすです。
ウッドデッキを作る際は、10年後20年後のライフスタイルの変化を考慮してデッキ材選びをして頂きたいです。
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