「ウリン」ってどんなデッキ材?
ウリンは、非常に堅くて重く耐久性が高いため
別名「アイアンウッド(鉄の木)」と呼ばれています。
ウリンってどんなデッキ材なのでしょう?
ウリンの紹介
マレーシアやインドネシアなどの東南アジア原産のクスノキ科の植物で、非常に堅く重い木材です。
別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」と呼ばれるほど、
防虫性・耐水性に優れているため、多くの桟橋や海岸線のウォークデッキ、人気テーマパークなどで採用されています。
■ウリン情報
別名 | ビリアン、マランガイ、アイアンウッド |
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主な産地 | インドネシア、マレーシアなどの東南アジア |
属·科目 | クスノキ科 |
外観 | 比重が高く高密度で滑らか。木目が美しい。 |
色 | 赤褐色~黄褐色。色のバラツキが少ない。雨や紫外線に当たると徐々に銀白色~灰色に変色する。 |
耐久性 | ウリンにはポリフェノールが含まれているため、シロアリやフナクイムシなどの虫害に強い。抗菌作用が高く腐りにくいので、防腐剤などの薬剤処理が必要ない。 |
主な用途 | ウリンは”アイアンウッド(鉄の木)”と呼ばれるほど堅く耐久性に優れている。もともと海辺に生息していることから湿気や海水に強く、港の桟橋や海岸線のウォークデッキなど多くの公共工事に採用されている。主な使用例としては、横浜ベイサイドマリーナや千葉のディズニーシー・ウッドデッキなどがある。 |
表面 | 仕上がりの肌触りが滑らかでささくれも少ない。ウリン材に含まれるポリフェノールの影響で、施工後しばらくは雨水等でアク(赤い樹液)が染み出しやすい。周辺を染めてしまう可能性があるので、汚れると困る場所には適さない。非常に堅く重いため、加工が難しい。 |
価格 | ウリンは密度の高い樹木で成長に時間がかかるため、供給が安定せず価格が高騰傾向にある。自然保護のため原産地では伐採制限が厳しくなっており、今後入手が困難になる可能性がある。 |
ウリンはどんな場所に使われている?
耐久性が非常に高く「100年もつ」とも言われるウリンは
桟橋や海岸線のウォークデッキなど、国内の公共工事に多く使用されています。
■ウリンが使われている施設例
横浜ベイサイドマリーナ
ディズニーシー
東京ミッドタウン
松山空港
もともと海辺に生息しているため、水がかかる屋外でも腐らず
ノーメンテナンスで長持ちします。
ただし比重が高く高密度なため非常に堅く、加工性はよくありません。
また、ウリンに含まれるポリフェノールの影響で
防虫性に強く腐りにくいという良い点がある反面、
施工後数ヶ月、雨に濡れるとアク(赤い樹液)が染み出すことがあります。
歴史が長く人気の高いウリン材・・・でも高い!
ウリン材は、比重が高く高密度なため耐久性が高く、別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」と呼ばれ、欧米諸国では100年もつ最高の材として高い評価を得てきました。
歴史が長く評価の高いウリン材ですが、密度の高い樹木で成長に時間がかかるため、供給が安定せず価格が高騰傾向にあります。また自然保護のため、原産地では伐採制限が厳しくなっており、今後入手が困難になる可能性があります。
比重はウリンより上!アマゾンのアイアンウッド=アマゾンジャラ
丈夫で長持ちするウッドデッキを可能な限り費用を抑えて作りたい場合、デッキ材にウリンを選ぶのは難しい状況になりつつあります。そこでお勧めしたいのが、ウリンがアジアの”アイアンウッド(鉄の木)”なら、アマゾンの”アイアンウッド(鉄の木)”と呼ばれるのが「アマゾンジャラ」です。
別名「アマゾンウリン」とも呼ばれるアマゾンジャラは、比重が「0.92~1.04」と言われるウリンよりも密度が高い「1.06」。ウリンにも勝る超硬質木材で鉄のように堅い木として、ブラジルでは昔から桟橋や湾岸、海岸などで多く使用されています。
アマゾンジャラの歴史はまだ浅いですが、比重が同じ(もしくはそれ以下)のウリンがヨーロッパで100年以上愛用されているので、アマゾンジャラも同等の耐久性が見込まれます。
ウリンは赤い樹液の染み出しがしばらく続くのがネック・・・
ウリン材に含まれるポリフェノールの影響で、施工後しばらくは雨水等でアク(赤い樹液)が染み出しやすいウリン材は、周辺を染めてしまう可能性があるので、汚れると困る場所への施工には適しません。
アマゾンジャラも雨水等で樹液が染み出す場合がありますが、1回で落ち着きすぐに収まります。
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