意外と知らない③「ウッドデッキQ&A」
建築業者さんにとっては「そんなの当たり前」な事柄でも、
一般ユーザーさんにとっては”目からウロコ”なことってあるんです。
お客さまはどんな事を疑問に思っているのでしょうか?
お客さまはどんな事を不安に思っているのでしょうか?
今回は、ウッドデッキ施工にあたって、一般ユーザーさんから寄せられる
素朴な疑問をQ&A形式でご紹介します。
「ウッドデッキの下にも防草シートを敷く必要があるのですか?」
お庭にウッドデッキを作るのは、お庭の雑草対策としても有効です。
草の生える土の部分をウッドデッキ設置で減らす事ができれば、
草取りの苦労もぐんと減ります。
しかしそのためには、防草シートをウッドデッキの下に
敷く必要があることをご存知ない方が、意外といらっしゃるようです。
ウッドデッキの床板は、通常1センチ程度の隙間を空けて張ります。
木材は、夏場は膨張して冬場は収縮する性質があるので、
隙間を空けずに詰めて張ると、夏場の膨張時期に木材同士がぶつかって
盛り上がってはがれ、壊れてしまいます。
それを防ぐため通常は、1センチ程度隙間を空けて張ります。
つまり、床板の隙間から日光が入るので、土のままだと雑草が生えてきてしまうのです。
ですので、ウッドデッキを作る際は、
土の上に防草シートを敷いて、その上に基礎を置いて
その上に下地の木の部分を作っていくのです。
「防草シートさえ敷けば、草はもう生えてこなくなりますよね?」
防草シートを敷いて土に当たる日光をシャットアウトすれば、雑草は生えてきません。
ただ、防草シートと一口に言っても色々等級があって、
織物か不織布かや、密度、材質によって耐用年数に違いが出てきます。
100円ショップやDIYショップなどで売っている防草シートは
時間が経つと草が生えてきてしまいます。
プロ用の防草シートは全く別のものなんです。
例えばこちらの施工で使っているものはプロ用のもので、水は通すが太陽光線は一切通さないというものです。
敷き方にもこつがあって、シートとシートの境目から草が生えてこないように「重ねしろ」を10センチ以上とって敷き詰めます。
プロ用の質の良い防草シートを重ねしろを十分とって敷き詰めてはじめて雑草対策になるのです。
よくご自分で防草シートを敷く方がいらっしゃいますが、防草シート本体の性能プラス施工の方法で、草が生えてしまったりするので、これはなかなか素人さんでは出来ないですから、プロに任せてやっていただくようにしてほしいですね。
「ウッドデッキの手すりに布団を干していいですか?」
お天気の良い日は、家中の布団を干してフカフカにしたいですね!
そんな時に役立つのがウッドデッキの手すり。
高さがちょうどいいので、楽々布団を干せて便利です。
しかし、どんなウッドデッキの手すりにも布団を干して大丈夫か?というと
一概にはそうはいえません。
例えばこちらのウッドデッキ。
デッキ材の床の下の部分を見てもらうとわかりますが、束柱(コンクリートのところにのっかている基礎の所)と、手摺りの柱が同じ材料で一直線に一本物で作られています。
切れてなく、柱が1本の木でできているので、とても頑丈です。
こういう強い作りのウッドデッキの手すりでしたら
布団を干しても、人が乗ってもびくともしないので安心です。
しかし全部の業者さんがこのように作るわけではありません。
中には、1本の木で作らず、手摺りの柱と床下の柱を別々の木で作って
金具でとめるケースもあります。
その場合は強度が弱くなるので、布団など重いものを干すと壊れてしまいます。
このように、お客さまがウッドデッキでどんなことをしたいか
どんな使い方をしたいかによって施工の方法が変わりますので、
よくお話を伺う必要がありますね。
「ウッドデッキの『横張り』と『縦張り』の価格差はありますか?」
人工木のデッキ材でメーカーのカタログを見ると価格は「横張り」の方が高いですが、
業者によっては、縦張りも横張りも金額の差無く工事をしているところもあります。
縦張りと横張りのどっちが良いか?を考える際、金額だけで決めてはいけません。
張り方によっては、空間が広く見えたり狭く見えたりするからです。
リビングのフローリングの張り方と平行に張るとお部屋が広く見えます。
リビングの隣にもう一つ部屋を増築したような、広いリビングのイメージが出せます。
例えば横張りのリビングに縦張りのウッドデッキですと、窓のラインで空間が分割されたような感じになって、リビングが狭く見えます。
但し土地の形によってはそうでない場合もあります。
リビング(横張り)の前の庭が、細長く伸びているような形の土地の場合は、
ウッドデッキは縦張りにして、一旦窓のところで空間を切ってあげる方が良い場合もあります。
ウッドデッキが縦にスーッと長くのびていくイメージで、空間を広く見せることができるのです。
つまり、ケースバイケースで現場によって違うということで考えてもらえばよいと思います。
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