群馬県のI様が、ハードウッドプロでご購入のイタウバで作られたウッドデッキの写真を送ってくださいました。古くなったウエスタンレッドシダー製のウッドデッキの解体から完成までの様子を詳しく教えてくださいましたので、ご紹介させていただきます!
bofore編

古いウッドデッキはレッドシーダーですが10年でこの有様です。

かなり腐っています。

もうリフォーム時です。

コケ(苔)ムスデッキ(笑)。

古デッキよ、さらばじゃ。
解体編

チョークは薪に適する長さに切るためです。

まずはビス外しですが、根太まで腐っているので所々ビスが空回りして抜けません。

丸ノコでバリバリ切っていきます。

床板はほぼ切断完了。

根太もだいぶ腐っていました。

根太も切断。

束柱もこんなに腐っていました!

薪にします。

ビスが抜けなかったものもあります。どうしよう。腐るまで放っておくか。
束柱編

沓石は再利用です。羽板はステンレス製でしたが、所々さびが入っていたのでさび止め塗料を塗りました。強度的には問題ないようです。

アップ。

その頃丁度ハードウッドプロさんのイタウバ材が到着しました。

糸を張って束柱の高さを合わせます。箇所箇所で高さが違うので、束柱の切断長が異なってきます。

箇所毎の長さの書き出し。根太よりも飛び出してしまうとうまくないので5mmほど短く切断します。

切断終了。

ずらりと並べて。

ビス留め。
根太・大引編

まずは束柱に接する根太を張っていきます。大引より先にするのは床板面を水平に出すことを優先するためです。

その後大引。ジャッキを使って根太に押しつけるように取り付けます。

何十年後になるかわかりませんが、解体時にビスが外せるよう、原則ワッシャーをかませて最悪でもプライヤーで外せるようにしておきます。

更に根太を入れていきます。

そして、なんと東側は片持ち梁式の根太にします。

ビスをガチガチに打って強度を持たせます。なんで片持ち梁にするかというと、最後に幕板を張ったときに大引きの端部が見えないようにするためです。

やばいようでしたら、後でメッキ鋼束を入れます(笑)。
床板編

床板は10mmの隙間で張ります。

床板を張り始めました。ここでお気づきのことと思いますが、全て裏ビスです!途中であまりにもしんどいので自分はやっぱりバカなのでは無いかと思ったりします。

こんな感じ。ビスの首のねじが無い部分が効かないので、クランプで押さえつけながら打っていきます。もし、将来、床材が浮いてしまったら、上からビスを打ち直します(笑)。

こんな風に、材のゆがみを補正しながら張っていきます。なので1日に床板6~7しか打てません(笑)。やっぱりバカです。

下穴用ドリルビットが時々折れてしまいます。さすがハードウッドです。根太の所々に先端が埋まっています(笑)。

雨ニモマケズ。

猫の現場監督。「あと少しだ。がんばれよ。」

床板完成。

「よく頑張りまちた。」
幕板編

幕板もクランプなどを使って補正しながら取り付けます。もちろん全て裏ビスです。

端部処理。えろう苦労しました(笑)。

いいんでねぇか。
ステップ編

端材でステップも作りました。材料が足らないのでデッキの下になる方は幕板無しです(笑)。

ステップの端部処理。ちょっと微妙ですが、よしとしますか。

ステップの沓石は、裏からステンレスビスで固定しました。
ちょっと不安定そうだけど、後で何かで固定するかな。
after編

良ーく洗って完成です。

完成です。

完成です!

翌日、乾燥した状態です。

猫の現場監督。「うん、良く出来たな。」

ビスの頭がいっさいありません。継ぎ目もありません。

良い感じ。ここぞとばかりに自慢してしまいます。

ログハウスにも似合います。

完成祝いに、カリン酒で一杯。カミサンには「ひとりでやってろ。」と言われてしまいました(笑)。
ちなみに、我が家には猫が4匹います。お気付きになりましたか?









Hardwood-ProスタッフのK、I、Hです。I様、施工お写真ありがとうございました。
施工の経緯をとても詳しく知ることができ、大変参考になりました。
また、所々で出てくるI様の表現が面白くてついクスッと笑ってしまいました!
そして猫ちゃんの現場監督!すごく可愛くて、スタッフ一同とても癒されました!
楽しいお写真とコメント、本当にありがとうございました。
来年ご予定されておられる別荘のウッドデッキをまたI様が自らお作りになられるとの事で、ご用命をお待ちしております。
